はじめに

中小企業の現場改善や生産性向上を支援する「省力化補助金」には、あらかじめ登録された設備から選んで導入できる「カタログ注文型」があります。本記事では、最新の交付決定データをもとに、どのような業種・規模の企業がどんな設備を導入しているのか、ポイントを分かりやすくご紹介します。


採択企業の業種分布

  • 採択企業の約4割が「建設業」、次いで「製造業」「飲食サービス業」が多くなっています。
  • その他にも、小売業、学術研究・専門サービス業、運輸業、サービス業など、幅広い業種で活用されています。
業種採択割合
建設業39.7%
製造業20.7%
飲食サービス業11.8%
小売業7.4%
学術研究・専門サービス業10.6%
その他9.8%

※主たる事業の業種を基準に集計


地域別の採択状況

  • 採択件数が多い都道府県は「愛知県」「福岡県」「大阪府」など。
  • 全国各地で幅広く活用されています。

補助金申請額の傾向

  • 申請額は「50万円以上~100万円未満」が最も多く、全体の約3割を占めています。
  • 100万円~200万円未満の申請も多く、比較的少額から利用しやすい制度です。

採択企業の規模

  • 従業員数「5人以下」の小規模事業者が最も多く、全体の約18%。
  • 10人未満~30人程度の中小企業が中心ですが、100人以上の企業も一定数採択されています。
  • 資本金規模では「1,000万円~3,000万円未満」が多く、個人事業主や資本金500万円未満の小規模法人も多数採択されています。

導入された主な設備(製品カテゴリ別)

  • 建設業では「測量機(自動視準・自動追尾機能付き高機能トータルステーション)」が圧倒的に多く、全体の87%以上を占めています
  • その他、「地上型3Dレーザースキャナー」「GNSS測量機(RTK)」「鉄筋自動曲装置」なども導入されています。
  • 製造業では「産業用枚葉デジタル印刷機」「段ボール製箱機」「鍛圧・板金加工用バリ取り装置」などが多い傾向です。
  • 飲食サービス業や宿泊業では「スチームコンベクションオーブン」「券売機」「清掃ロボット」などが導入されています。

業種別の代表的な導入事例

  • 建設業:測量機(自動視準・自動追尾機能付き高機能トータルステーション)、地上型3Dレーザースキャナー
  • 製造業:産業用枚葉デジタル印刷機、段ボール製箱機、鍛圧・板金加工用バリ取り装置
  • 飲食サービス業:スチームコンベクションオーブン、券売機
  • 小売業:タブレット型給油許可システム、印刷物インサーター
  • 運輸業:清掃ロボット、券売機、無人搬送車(AGV・AMR)
  • 宿泊業:スチームコンベクションオーブン、自動チェックイン機、清掃ロボット

※一部、建設業者が飲食店や温浴施設を運営しているケースも含まれます。


まとめ

  • 「カタログ注文型」は、特に小規模~中規模の建設業・製造業・飲食サービス業で多く活用されています。
  • 導入設備は、現場の省力化・効率化に直結するものが中心です。
  • 少額から申請でき、個人事業主や小規模法人でも十分に活用可能です。

ご興味のある方は、導入したい設備や現場の課題についてお気軽にご相談ください。最適な申請方法や設備選定について、丁寧にご案内いたします。当事務所は初回相談無料です。


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投稿者プロフィール

古井 竜文(たつのり)
古井 竜文(たつのり)(株)MTM / MTM行政書士事務所 代表
自動車グループ系総合商社を親会社とする機械商社(建設業許可保有)でのリスク管理・法令遵守体制構築の経験を活かし、行政書士として建設業許可の手続から関連法令対応のご相談、契約書の作成・審査、経審対策まで対応しています。