経営事項審査(経審)の総合評点を構成する重要な要素のひとつが「技術力(Z点)」です。Z点は、技術者の資格や工事実績を評価する指標であり、公共工事の入札資格に大きく影響します。本記事では、Z点の評価基準、加点要素、資格取得による点数アップの方法を詳しく解説します。
この記事でわかること
- Z点の意味と評価項目
- 技術者資格がどのように点数に影響するか
- 点数アップのための資格戦略
- 中小企業が取るべき具体策
1. Z点とは?技術力評価の役割
Z点は、企業の技術力を示す指標で、経審の総合評点において重要な位置を占めます。公共工事の発注者は、技術力のある企業に工事を任せたいと考えるため、Z点は入札資格の判断に直結します。
ポイント
- Z点は「技術者資格」と「工事実績」で決まる
- 技術者数だけでなく、資格の種類が重要
- 中小企業でも資格取得で加点可能
2. Z点の評価項目と計算方法
Z点は、以下の要素で評価されます。
評価項目
- 技術職員の資格(1級・2級施工管理技士など)
- 専任技術者の配置
- 過去の工事実績(元請工事)
計算方法
- 各資格に応じた点数を合計
- 工事実績の加点を加算
3. 技術者資格がZ点に与える影響
技術者資格は、Z点の中で最も重要な要素です。
評価対象資格
- 1級施工管理技士(建築・土木・電気工事など)
- 2級施工管理技士
- 技術士
- その他専門資格
- 実務経験
ポイント
- 1級資格は高加点
4. 工事実績による加点要素
過去の元請としての工事実績もZ点に影響します。
評価対象
- 元請工事の実績
- 工事の種類と規模
戦略
- 元請工事(民間案件を含む)を増やす
- 公共工事の小規模案件から参入
5. Z点を上げるための資格戦略
戦略1:資格取得を計画的に進める
- 技術者に施工管理技士その他資格試験の受験を促す
- 資格取得支援制度を導入
戦略2:技術者の定着を図る
- 離職防止策を講じる
- キャリアアップ支援を強化(助成金等もうまく活用)
6. 中小企業が取るべき具体策
- 資格取得支援で技術者を育成
- CCUS登録で社会性加点と合わせて評価強化
- 顧問契約で経審対策を継続的に実施
7. よくある失敗と注意点
失敗例1:資格証明書の不備
- 対策:有効期限を確認し、証明書を保管
失敗例2:技術者の離職・退職
- 対策:人事データを整備して計画的な育成施策を継続
8. まとめ:Z点を理解して経審の評点を強化しよう
Z点は、企業の技術力を示す重要な指標です。資格取得と工事実績を戦略的に増やすことで、総合評点を大きく引き上げることができます。
公共工事の入札を目指すなら、Z点の仕組みを理解し、計画的に対策を進めましょう。当事務所は初回相談無料ですのでお気軽にご相談ください。
【ご注意】当ホームページの内容は、建設業法等に関する一般的な情報を提供するものであり、個別具体的な案件に対する法的判断を示すものではありません。実際の許可要否や手続きについては、管轄行政庁に確認するか、当事務所までお問い合わせください。
【続きはこちらで】
⑦社会性等(W点)の評価項目|法令遵守・保険加入で加点するには
経営事項審査(経審)の総合評点を構成する要素のひとつが「社会性等(W点)」です。W点は、企業の法令遵守や社会的責任を評価する指標であり、公共工事の入札資格に大きく影響します。本記事では、W点の評価項目、加点要素、点数アッ […]




